SVリーグが目指すは「総売り上げ500億円」 チェアマンが思い描く、海外への輸出も含めた成長プラン
SV.LEAGUE 大河正明チェアマン
インタビュー 後編
(中編:SVリーグの「主役」たちへの感謝を大河正明チェアマンが語る 外国籍選手の枠拡大はリーグ強化へのメッセージ>>)
SV.LEAGUE(以下、SVリーグ)のチェアマン、大河正明は67歳になるが、頑強な体つきだった。ジャケットの肩が若々しく張っていた。ジムトレーニングで鍛えているという。弁舌も鮮やかで、アイデアに富み、記憶力もよく次々と言葉が紡ぎ出される。
発信することで、さらに熱を帯びる。それは"野望"とも言い換えられるかもしれない。日本バレーボール界に降臨した先駆者の肖像だ。
SVリーグ 女子のチャンピオンシップを制したSAGA久光スプリングス photo by YUTAKA/アフロスポーツこの記事に関連する写真を見る
改革を目指す上では、当然反発もある。そこで向き合って理解を求めながら、話を進めるわけだが......。本来の意図とは違う形で情報が発信されてしまうこともある。
「昨年末も、なぜか『Vリーグ消滅』という見出しのニュースが出たんです。その件は、将来的にプロ化、SVリーグを目指すクラブが所属する『SV.LEAGUE GROWTH』を創設し、SVリーグの2部相当として運営するということなんです。一方でアマチュア志向のクラブは、協会管轄でそれに合わせた環境のリーグをつくっていく。より各クラブの志向に合わせたリーグ運営をするための再編案なんですが、現行Vリーグの運営は今季で終了になるので、そこを違った形で切り抜かれてしまいました」
プロスポーツにおいて、プロとアマチュアと分離されるのは当然のことである。Jリーグも、JFLとは切り離されている。しかし、アマチュア特有のノスタルジーが、プロ化への移行期には軋轢を生み出すのだ。
しかし、大河には障害を乗り越えるだけの戦略と実行力がある。
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著者プロフィール

小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。



















































