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【女子バレー】NEC川崎のリベロ・児玉奈津美は佐野優子に憧れて「日の丸を背負う選手になる!」 SVリーグで感じた夢との距離 (3ページ目)

  • 小宮良之●取材・文 text by Yoshiyuki Komiya

 しかし、秋季リーグ戦ではリベロ賞、サーブレシーブ賞を受賞し、全日本大学選抜にも入った。結果を残したことで、SVリーグの強豪であるNEC川崎に招かれた。

「このチーム(NEC川崎)は代表選手や意識の高い選手が多く、バレーに対する姿勢もすごい。ただ、追い求めてきたもの(日の丸を背負うこと)が、『そう遠くないところにあるな』とも思いました。頑張り次第で目指せると。まだまだヘタくそですが、目標は高くありたいので、高い意識で来シーズンも挑みたいです」

 チャンピオンシップはセミファイナルで敗れたが、アジアクラブ選手権で優勝し、世界クラブ選手権の切符も手にした。

「私自身としてはスキルアップが必要ですね。今シーズンは、"これができない"が明確になりました。夏は代表組も世界で頑張りますが、自分もできないことを細かく分析し、上達したいです」

 児玉はそう言って、輝く指先を握った。

(後編>>)

【プロフィール】

児玉奈津美(こだま・なつみ)

所属:NECレッドロケッツ川崎

2002年5月16日生まれ、大阪府出身。168cm・リベロ。母や姉の影響でバレーを始め、中学ではクラブチームをふたつ掛け持ちして技術を高めた。金蘭会高校では春高バレーに3年連続で出場。1年時には優勝を経験した。順天堂大学では3年までスパイカーだったが、4年時にリベロに転向。新たなポジションでも能力を発揮し、2025年にNECレッドロケッツ川崎に入団した。

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著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

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