女子バレー日本代表にネーションズリーグで浸透したアクバシュ監督のスタイル 泥臭く拾い、攻め続ける
【ボールを見るのではなく、常に食らいつく】
女子バレーボール日本代表は7月13日のブラジル戦をもってネーションズリーグの予選ラウンド全日程を終了し、9勝3敗の3位でファイナルラウンド進出を果たした。フェルハト・アクバシュ新監督体制の女子日本代表にとって初陣となるこの大会。目標の表彰台へ、まずは第一関門をクリア、といったところだ。
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予選ラウンドの戦いぶりを振り返ると、今季から指揮を執るアクバシュ監督のスタイルが随所で体現されていた。
そのひとつがアグレッシブさ。アクバシュ監督は常に"攻めること"を選手たちに促してきた。国際大会では否応なしに日本以上の高さを備えた相手と戦わなければならないが、そこに対して「自分たちから攻めていくこと。アタックはもちろん、しっかりとサーブで崩す意識を持って、全員が攻める気持ちでプレーできていると感じます」とキャプテンの石川真佑(ノヴァーラ/イタリア)は語る。
それはオフェンス面やサーブにかぎった話ではなく、ディフェンスに関しても同じこと。アクバシュ監督はフロアディフェンスに際して「ノータッチ」、つまり触らずしてボールをコートに落とすことをよしとしない。石川は言う。
「『ボールを見るのではなく、常に食らいつくように』と、監督から言われていますし、全員が意識して取り組めています」
試合でも、選手たちがとにかくボールを拾う姿が印象的だ。咄嗟の反応もあれば、体を投げ打つ姿も見られる。石川が懸命にボールをつなぐシーンはお馴染み。サーブを打ったあとのミドルブロッカー陣も同様で、ベテランの島村春世(NECレッドロケッツ川崎)も「私自身は取り立てて意識してないですね」と言うが、それは当然の心持ちだからこそ。その上で「そうした姿勢がチーム全体にも浸透していると感じます」と口にした。
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