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石川祐希がイタリアから日本の選手に叫ぶ
「ぜひ海外でバレーをして」 (5ページ目)

  • 中西美雁●文・撮影 text & photo by Nakanishi Mikari

試合ごとに徐々にプレー時間を増やしている石川 photo by Paola Libralato/www.top-volley.it #TopVolley46試合ごとに徐々にプレー時間を増やしている石川 photo by Paola Libralato/www.top-volley.it #TopVolley46

――全日本の中垣内祐一監督は、2m超えの選手を積極的に起用するようになってきています。

「背が高いに越したことはないですが、先ほども言ったように、バレーは高さだけではないですからね。その選手がどれだけ動けて、テクニックがあって、メンタルが強くて、経験があるのか。監督もそこを見極めたうえで選手を選んでいると思います。全日本は選手を育成するところではなく、結果が求められるところ。僕も全日本ではそのつもりでプレーしていますし、他の選手に負けないスキルや経験を積むためにセリエAで頑張っています」

――同じ全日本のメンバーである柳田将洋選手、大竹壱青選手(石川と中央大の同級生)も今季はドイツでプレーしていますが、そのことについて相談されることはありましたか?

「マサさん(柳田)からは、相談というか、『イタリアどう?』という感じでいろいろ聞かれます。壱青の場合は『どうかな?』と相談されたんですけど、とりあえず『いいんじゃない?』って答えておきました(笑)」

――その2人以外にも、海外でプレーすることを考えている選手もいると思います。

「ぜひ海外でプレーしてみてほしいですね。もちろん日本もいい環境ですが、やはり世界のトップ選手が集まってきていてレベルが高いですから。ただ、海外に行けばどこでもいいわけではありません。自分が成長できる環境をきちんとリサーチしたうえで、そこに身を置けることが一番だと思います」

――日本のVリーグでは同学年の選手が活躍していますが、チェックしていますか?

「試合をオンタイムで見ることは難しいんですけど、Vリーグの公式のハイライト動画とスタッツはチェックしてます。年明けから同期がいっぱい出場してますから、それはやはり刺激になりますね」

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