日本バスケを五輪へ。馬場雄大は
少年ジャンプの主人公のように頷いた (4ページ目)
幸運なことに、東京五輪を目前に開花しようとしている才能は馬場だけではない。馬場が富山・奥田中学校の3年時に1年生だった、現在ゴンザガ大で活躍する八村塁(はちむら・るい/SF・PF)も、そのひとりだ。
「今一番、一緒にプレーしたい選手が塁です。連絡も取ってます。『東京五輪で日本代表として一緒にプレーしような』って」
さらに、馬場の1学年上にいるのが、ジョージ・ワシントン大でプレーする渡邊雄太(SF)。
「東京五輪で3人でプレーするのが楽しみですし、それをモチベーションにしている部分もあります」
もちろん、もし日本代表が東京五輪に出場できたとしても、レギュラー獲得が安泰ではないことも自覚している。
「代表で僕のポジションはSGだと思ってます。比江島(慎/シーホース三河)さんや(田中)大貴(アルバルク東京)さんとポジション争いをしなければいけない。
リーグで対戦して、慎さんは他の日本人選手とは違うなって感じました。あの人がスイッチ入ったら、かなり守りづらい。自分のリズムがある人なので、勉強するところが多いです。大貴さんも代表とチームでずっと一緒にプレーさせてもらって、学ぶ部分が多いです」
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