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【競馬予想】アドマイヤクワッズが有力視される弥生賞 逆転あるなら皐月賞の出走権をもぎ取りにくる有力1勝馬

  • 武藤大作●取材・構成 text by Daisaku Mutoh

ダービージョッキー
大西直宏が読む「3連単のヒモ穴」

――春のクラシックへ向けて、出走権争いもいよいよ大詰め。今週は牡馬クラシック第1弾となるGI皐月賞(4月19日/中山・芝2000m)の注目トライアル、GⅡ弥生賞(3月8日/中山・芝2000m)が行なわれます。弥生賞と言えば、大西さんは1997年にサニーブライアンで出走しています。

大西直宏(以下、大西)サニーブライアンは年明けのオープン特別・ジュニアC(中山・芝2000m)を勝っていたので、賞金的に皐月賞への出走は問題ないと考えていました。ただ当時は、今や主流になりつつあるトライアルをパスしての"直行ローテ"といった考え方は少数派でした。

 そういう時代ですから、師匠(故・中尾銑治調教師)も「(レースの)間隔が空くとこの馬は太ってしまう」といった考えから、弥生賞(3着)とオープン特別の若葉S(4着。中山・芝2000m)を叩いてから本番に向かうローテーションを組みました。

――その当時、弥生賞に臨むにあたっては、どのようなことを意識されていたのですか。

大西 正直「本番を見据えて......」などということは、あまり意識していなかったと思います。当時の弥生賞は皐月賞の有力候補がこぞって参戦してくる、文字どおり最重要前哨戦。ですから、それなりにいい競馬をして本番に向かいたいと考えていました。

 しかし、結果は逃げることができず、好位のインでじっと構える形から、最後はなだれ込んでの3着止まり。そういう意味では、弥生賞の前に挙げた2勝はいずれも逃げきり勝ちでしたから、この一戦を通じて「やはりこの馬は逃げないと持ち味を発揮しきれない」と、あらためて確信しましたね。

――それが皐月賞本番、8枠18番発走からでも果敢に先手を奪っての鮮やかな逃げきり勝ちにつながったのですね。さて、今年も出走馬それぞれが、さまざまな思惑を抱いて弥生賞に臨みます。メンバーをご覧になっての率直な印象を聞かせてください。

大西 ここ最近は、出走馬が1012頭ほどに落ちついています。それはやはり、先ほど触れたように、早い時期に賞金を加算して"直行ローテ"で本番に臨むことが主流になっているからでしょう。そして、今年の出走馬も10頭にとどまりました。

――当初、有力な1頭と目されていたパントルナイーフ(牡3歳)が急きょ出走を回避。唯一の重賞ウィナーで、GI朝日杯フューチュリティS(1221日/阪神・芝1600m)で3着に入ったアドマイヤクワッズ(牡3歳)が断然の評価を得そうです。同馬を脅かすような存在、負かす可能性を秘めた伏兵候補はいますでしょうか。

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