何かと苦労が多い「冬のゴルフ」――どんな対策が必要か?【木村和久連載】 (3ページ目)
(5)冬に便利な小物
冬のラウンドで意外と快適なのが、両手にグローブをはめること。
寒いと手がかじかんでしまいます。簡単な防寒方法は、ズボンのポケットにカイロを入れて手を温めるというやつですが、両手をポケットに入れて歩いていると、つまずいたり、転んだりしたときに大変です。
今から30年ぐらい前、ゴルフ場で両手をズボンのポケットに入れて歩いていたら、つまずいて足をねん挫したことがあります。全治1カ月でした。
ゴルフはクラブなどを持って歩くことが多いので、両手にグローブをはめていると動きやすいですし、防寒対策にもなります。ぜひ試してみてください。
あと、寒いときにやられるのが耳です。故郷の宮城で生活しているときは、風が冷たいので耳をニット帽で覆わないと外に出られませんでした。
関東のゴルフ場では、耳を出していてもなんとか歩けます。けど、皮膚の弱い方などは、あとでシモヤケになって、耳たぶがかゆくなることがあります。
それを防ぐためにも、耳を覆うことができるニット帽はあったほうがいいですよ。ただ、耳を覆うとミスショットが出ることが時々あります。
これは、耳を閉じたことにより、平衡感覚を保ちにくくなるからです。個人的には、移動時には耳を覆って、打つときは耳を外に出すようにしています。
結局、こういう対処もいろいろと面倒なので、遅いスタートを取ったほうが何かとラクかな、と思います。
(6)シミュレーションしてみる
冬のラウンドに行く際にはその前に一度、寒い夜とかに近所の練習場へ行って、冬支度をして打ってみるのがよろしいかと。自分の装備でちゃんとボールが打てるのか? 両手グローブや耳を隠して打っても違和感がないのか? とか。
冬のゴルフでは最初の2~3ホールぐらいで体が温まることが多いので、脱ぎやすい服を着ておくことも大事かなと。そうすると、タートルネックだと脱ぎづらいとか、わかったりします。
いずれにしても、いろいろと自分で経験してみて、冬のゴルフに備えてください。
木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。
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