J内定者もゾロゾロ。高校サッカー選手権、注目のV候補5チーム (3ページ目)
常田は、身長187cmという高さを武器とするセンターバック。U-18日本代表のGK廣末陸(ひろすえ・りく/2年)とともに、強固な守備を築く。
第88回大会(2009年度)での準優勝以来、常にⅤ候補でいながら、ここ最近はベスト16の壁が破れず、昨年度は初戦でPK負けを喫した。今夏のインターハイでも初戦で惜敗するなど、一発勝負の舞台では結果が出てない。だが、その実力に疑う余地はない。勢いに乗れば、悲願達成も夢ではない。
その青森山田と、順当にいけば3回戦で対戦する桐光学園(神奈川県)も優勝候補の一角だ。
チームの“顔”は、ジュビロ磐田入りが内定しているFW小川航基(おがわ・こうき/3年)。左右どちらからでも強烈なシュートを放ち、空中戦でも競り負けない強さを秘める。敵に囲まれた状態でも、一瞬の隙をついてゴールを狙える万能型で、「今大会ナンバー1ストライカー」という評判を得ている。
目標に掲げるのは、大迫勇也が持つ大会最多ゴール記録10得点超えとなる11得点。実際、2列目には攻撃センスあふれるイサカ・ゼイン(3年)、鳥海芳樹(とりかい・よしき/2年)、西川公基(にしかわ・まさき/2年)らが控え、小川を効果的にサポート。彼らとのコンビネーションもよく、ゴール量産は十分に可能だろう。
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