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J内定者もゾロゾロ。高校サッカー選手権、注目のV候補5チーム (2ページ目)

  • 粂田孝明(ストライカーDX編集部)●文 text by Kumeta Takaaki(STRIKER DX)
  • photo by AFLO

 チームは、プリンスリーグ九州()を圧倒的な強さで制して、来季からのプレミアリーグ参入戦も勝利。今最も勢いに乗っているチームだ。
※高校とクラブなど第2種登録チームのすべてが参戦し、ユース年代のトップを決めるリーグ戦。最高峰のリーグは『プレミアリーグ』と呼ばれ、EAST10チーム、WEST10チームで争われる。その下のクラスに、各地域ごとで行なわれている『プリンスリーグ』がある(プリンスリーグの下は、都道府県リーグとなる)。なお、東西のプレミアリーグで1位になったチームが『高円宮杯U-18サッカーリーグ チャンピオンシップ』で激突する。

 夏のインターハイでは、野田のケガもあって3回戦で敗退した。しかしそれ以降、その悔しさをバネにして、個々のスキルアップを図るとともに、パスワークの精度も向上させてきた。選手権の舞台では、夏とはひと味も、ふた味も違うバージョンアップした大津が見られるはずだ。モットーである「全員攻撃、全員守備」がはまれば、念願の初優勝を遂げてもおかしくない。

 毎年優勝候補に挙げられる"東北の猛者"青森山田(青森県)も見逃せない。今年も、プレミアリーグEASTで2位という結果を残して、高校屈指の実力を誇る。

 主軸となるのは、湘南ベルマーレ内定のMF神谷優太(かみや・ゆうた/3年)と、ベガルタ仙台内定のDF常田克人(ときだ・まさと/3年)。神谷は、トップ下で攻撃を組み立てながら、シャドーストライカーとしての役割も果たす。事実、プレミアリーグでは、9ゴールを決めて得点ランキング3位。その高い得点力で勝利を引き寄せる、まさにチームの"エース"だ。

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