J内定者もゾロゾロ。高校サッカー選手権、注目のV候補5チーム

  • 粂田孝明(ストライカーDX編集部)●文 text by Kumeta Takaaki(STRIKER DX)
  • photo by AFLO

 12月30日から開催される、第94回全国高校サッカー選手権。周知のとおり、この舞台からは今をときめくスター選手たちが数多く登場している。

ガンバ大阪入りが内定している大津のFW一美和成ガンバ大阪入りが内定している大津のFW一美和成 今年のJリーグベストヤングプレーヤー賞に輝いたサンフレッチェ広島のFW浅野拓磨は、3年前の正月、四日市中央工のストライカーとして活躍。国立競技場で行なわれた決勝戦でもゴールを決めた(結果は準優勝。優勝は市立船橋)。それまでにも、日本代表の柴崎岳(青森山田。現鹿島アントラーズ)、大迫勇也(鹿児島城西。現ケルン/ドイツ)、乾貴士(野洲。エイバル/スペイン)、本田圭佑(星稜。現ミラン/イタリア)らが、大会のヒーローとなって話題を振りまいた。

 そして今大会も、卒業後にJ入りが内定している有望株がこぞって出場。彼らは皆、近い将来日本代表入りも期待されている逸材ばかりだ。また、それぞれが所属するチームはすべて優勝候補に挙げられ、ファンならずとも、その動向はチェックしておきたいところだ。

 まず注目は"九州の雄"大津(熊本県)。ともにガンバ大阪への入団が内定している、FW一美和成(いちみ・かずなり/3年)、DF野田裕喜(のだ・ひろき/3年)を擁する強豪だ。

 一美は、昨年DFからコンバートされた選手で、空中戦に絶対の自信を持つストライカー。足もとの技術も高く、シュートの威力も抜群だ。

 一方、センターバックの野田は、対人プレーに無類の強さを発揮。ポジショニングもよく、チームを統(す)べるキャプテンだけあって、DFラインの統率力にも長(た)けている。

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