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【WBC 2026】メジャー軍団が揃うアメリカラウンドへ 侍ジャパン最大の武器は「甲子園」という一発勝負経験値 (3ページ目)

  • 中島大輔●文 text by Daisuke Nakajima

 チェコ戦のあと、井端弘和監督は準々決勝以降で重要な点をこう話した。

「前回大会の準決勝、決勝を見ていると、こちら側も相手側もホームランという得点がほとんどだったので、やはりなかなか連打はできないと。プレミア12も戦ってみて、結局ホームランの点数でやられる。こっちが打てなくて負けたということを経験しています。

 ここからは相手もどんどんいいピッチャーで来ると思いますし、強いですし、長打が当然カギを握ってくる。ピッチャーはそこを恐れず、どんどん自分のピッチングで攻めていってほしい。バッターは甘いボールが来たら、スイングすることが非常に大事になってくると思います」

 短期決戦では、長打がキーになる。その意味で、チェコ戦ではプラスの材料があった。前日まで10打数2安打だった村上に、初の長打となる大会1号が飛び出したのだ。試合後、井端監督はこう話した。

「1本いいのを打ってほしいなと思っていたので、いいきっかけにしてもらえればいいと思います。向こう(アメリカ)に行ってから時間はありますので、少しでも状態を上げていってほしいと思います」

 岡本も第2打席でレフトフェンス直撃の二塁打。ふたりの状態が上がれば、打線の破壊力は一気に増す。

【カギを握る下位打線の粘り強さ】

 さらに、チェコ戦では途中出場で4番に入った若月健矢(オリックス)が、8回一死一塁から持ち味を見せた。初球でバントの構えをしたあと、次の球でヒットエンドランを仕掛ける(結果はファウル)。4球目はバントを失敗して2ストライクに追い込まれたものの、そこから3球粘り、9球目は右打ちを意識してライト線に二塁打。相手の中継プレーが乱れる間、佐藤輝明(阪神)が先制のホームを踏んだ。

 準々決勝では山本由伸(ドジャース)の先発が予想され、オリックスで長らくコンビを組んだ若月がマスクを被るはずだ。バットでも、今大会では7打数3安打、2四球で出塁率.556と結果を残している。

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