部内不祥事で出場辞退、150キロ到達、甲子園不出場...オリックス2位指名・河内康介が語った波乱の高校時代 (5ページ目)
── あのボールの伸びは、見ているだけで気持ちいいです。どんなイメージで投げているんでしょうか?
河内 キャッチャーの後ろにもうひとりキャッチャーが座っていることを想像して、後ろのキャッチャーに向かって投げるイメージです。前のキャッチャーミットがゴールになると、伸びが足りないので。ボールが加速している途中でバッターの前を通過したいという意識で投げています。
── プロの世界でも、さらに進化したストレートが見られることを祈っています。
河内 ありがとうございます。まだまだ体もできていないので、これから体づくりを頑張ります!
河内康介(かわち・こうすけ)/2005年4月16日、大阪府生まれ。小学1年で野球を始め、中学では連盟無所属のクラブチーム「ニュー・ヤンキース」でプレー。高校は愛媛の聖カタリナ学園に進学。2年の夏と秋は部内の不祥事により公式戦出場辞退。3年夏は愛媛大会ベスト4に進出し、自身も自己最速となる150キロをマークした。今秋のドラフトでオリックスから2位指名を受け入団。背番号は63に決まった
著者プロフィール
菊地高弘 (きくち・たかひろ)
1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。
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