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【夏の甲子園2025】沖縄尚学・歴代ベストナイン 選抜優勝投手を筆頭にピッチャー陣は豪華布陣

  • 戸田道男●文 text by Toda Michio

甲子園名門校の歴代ベストナイン〜沖縄尚学編

 8月5日に開幕した第107回全国高等学校野球選手権大会。これまで高校野球の歴史に名を刻んできた伝統校から甲子園初出場を果たした新鋭校まで、49の代表校が熱い戦いを繰り広げている。そのなかから、これまで甲子園で数々の名勝負を繰り広げ、多くの名プレーヤーを輩出した名門校の「歴代ベストナイン」を、40年以上にわたり現場取材を続ける戸田道男氏に選出してもらった。

 1999年春に沖縄県勢初の全国制覇を達成し、興南と共に沖縄の高校野球を牽引してきた沖縄尚学。東浜巨をはじめ、與座海人、リチャードなど現在プロ野球で活躍する選手も数多く輩出しており、豪華布陣となった。

沖縄尚学 歴代ベストナイン

1 (中)伊古聖
2 (二)西銘生悟
3 (右)知花慎之助
4 (三)リチャード
5 (一)仲田侑仁
6 (遊)比嘉寿光
7 (左)浜田政
8 (捕)嶺井博希
9 (投)東浜巨

2008年の選抜で沖縄尚学を日本一へと導いた東浜巨 photo by Okazawa Katsuro2008年の選抜で沖縄尚学を日本一へと導いた東浜巨 photo by Okazawa Katsuroこの記事に関連する写真を見る

【層が厚い盤石の投手陣】

 沖縄尚学は今大会初戦の金足農戦の勝利で春夏通算28勝。何と言っても2度のセンバツ優勝が輝かしく、春夏連覇がある興南の24勝を抑えて沖縄県勢トップの勝利数だ。

 甲子園初出場時の校名は沖縄高で、本土復帰前の62年夏。南九州大会を勝ち抜き、沖縄勢として初めて記念大会以外の「自力」で決めた甲子園出場、のちNPB通算119勝の安仁屋宗八がその時のエースだった。

 歴代ベストナイン投手部門はそのレジェンドに敬意を表して......といきたいところだが、高校時代のずば抜けた実績に鑑みて、2008年の選抜優勝投手で現ソフトバンクの東浜巨に先発マウンドを託すことにする。

 選抜では5試合中4試合に完投し、大会を通じ41イニングで3失点。世代ナンバーワン投手を証明する圧巻の投球内容で、春の頂点に立った。東浜の出場は春夏通じてこの一度だけで、甲子園通算5勝0敗の成績が残る。

 先発マウンドには東浜を起用し、プロでは先発、救援の両刀で活躍した安仁屋をロングリリーフに配置。また1999年春優勝の左腕エースにして08年春の優勝監督、そしていまも同校の指揮を執る比嘉公也を「第2エース」という贅沢づかいが可能。

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著者プロフィール

  • 戸田道男

    戸田道男 (とだ・みちお)

    1961年岩手県一関市生まれ。明治大学卒業後、東京スポーツ新聞社で4年間野球担当記者を務めたのち、ベースボール・マガジン社入社。週刊ベースボール、ベースボール・クリニックほか野球関係の雑誌、ムックの編集に携わる。2011年に同社を退職し、同年から2021年まで廣済堂出版発行の「ホームラン」編集を担当。現在はフリーランスの立場で野球関連の編集者&ライターとして活動中。

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