検索

ロコ・ソラーレを離れた吉田知那美の現在、そして今後は「まずはロンドンへ、そのあとはオーストリアの山村へ」

  • 竹田聡一郎●取材・構成 text by Soichiro Takeda

吉田知那美インタビュー(後編)

この春、12年間所属していたロコ・ソラーレから離れた吉田知那美。新たな道を歩み始めた彼女に、日本カーリング界の現状や今後についても話を聞いた――。

photo by Goh Fujimakiphoto by Goh Fujimakiこの記事に関連する写真を見る

前編◆初のプロリーグに参戦した吉田知那美が思い描くカーリングの未来>>

――日本カーリング界の現状についても話を聞かせてください。競技性や普及の面など、吉田選手の目にはどう映っていますか。

吉田知那美(以下、吉田)カーリングに限らず、どのスポーツもそうだと思うのですが、やはりジュニア、場合によってはそれよりも若い世代に対して、競技だけでなく、それに付随するメンタルとフィジカル、そのベースとなる栄養や言語にまで、トップアスリートへと続く道の入口を整備することが大切だと感じています。

 競技に付随する要素を総合的に学んで、「この世代ではここまで達成する」といったマイルストーンを競技団体としてしっかりと出せているのか。情報の多い現代社会では、子どもたちは大人が思っているよりも情報を整理して、理解する能力があると私は思っています。今取り組んでいるのは何をするためのトレーニングなのか明確に言語化してあげること、自分は今どのレベルにいて、どこを目指したいのか、今取り組んでいるのはそれに必要な練習、学習、トレーニングなんだと納得感があることが大事。それを、伝える側を含め、現場の全員がきちんと把握しているのは重要なことだと考えています。

――ご自身のジュニア時代はいかがでしたか。

吉田 私たちの頃はまだ、技術に関しては地元・常呂のおじいちゃんやおばあちゃん、お父さんやお母さんがカーリングの先生という時代でした。私はカナダへ留学させてもらって、英語を勉強できたことはよかったな、と強く感じます。英語というたったひとつのスキルだけで、カーリングを教えてもらう幅が大きく広がりました。今や、どのスポーツでも言語は必須のスキルになっていますよね。

1 / 4

  • Googleで優先するソースとして追加

Googleの「優先ソース」について

フォトギャラリーを見る

キーワード

このページのトップに戻る