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髙田延彦vs武藤敬司の熱狂、ヒクソン戦の放送にまつわる裏話を元東スポ記者・柴田惣一が明かした (4ページ目)

  • 大楽聡詞●取材・文 text by Dairaku Satoshi

――東京ドームは超満員、PPVも3万件超えでしたから、地上波放送でも視聴率は高かったかもしれませんね。

柴田:あとになって、「日本テレビには申し訳なかったな」と思いましたよ(笑)。

――ヒクソンに敗れたあと、髙田さんは「髙田道場」を設立。PRIDE.4でヒクソンと再戦しましたが、再び敗れました。

柴田:髙田さんはどちらの試合も、圧にやられたというか、ヒクソンに気迫で負けていたね。何年経っても残念です。髙田さんは、格闘技の選手としても非凡な才能があったと思います。でも、プロレスが体の芯まで染みついてしまっていたから、その才能を十分に伸ばせなかったのかもしれない。いい意味で、根っからのプロレスラーだったということだと思います。

【プロフィール】

柴田惣一(しばた・そういち)

1958年、愛知県岡崎市出身。学習院大学法学部卒業後、1982年に東京スポーツ新聞社に入社。以降プロレス取材に携わり、第二運動部長、東スポWEB編集長などを歴任。2015年に退社後は、ウェブサイト『プロレスTIME』『プロレスTODAY』の編集長に就任。現在はプロレス解説者として各メディアで記事を掲載。テレビ朝日『ワールドプロレスリング』で四半世紀を超えて解説を務める。ネクタイ評論家としても知られる。カツラ疑惑があり、自ら「大人のファンタジー」として話題を振りまいている。

【写真】ケンコバのプロレス連載 試合フォトギャラリー

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