「ポスト八村塁」級の素材が4人も! バスケU19ワールドカップで史上初のベスト8を目指す日本の「秘密兵器」とは? (6ページ目)
将来はNCAAディビジョン1所属の大学に進学する希望を持っている一方で、いずれは日本国籍を選択したい意向もあるという。となれば、A代表で活動する可能性も大いにある。
「日本のバスケットボールの存在は大きいものですし、多くの人たちが関心を持っているのも知っています。ですから僕としても、できるだけ日本のバスケットボールに関わっていきたいです。バスケットボール以外でも、この国はきれいですし、すばらしい。歳を取った時に、ここに住んでもいいとすら思えます」
そう笑顔で話すルドルフ。BWBの際に足首を故障してしまい、日本代表でもリハビリに注力せざるを得ないところもあったが、U19の本番でどれだけのパフォーマンスを見せてくれるか、楽しみだ。
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日本代表のU19ワールドカップ出場は、今回で5度目。2021年大会は有能な選手を揃えて臨んだものの、結果は0勝7敗で出場16チーム中・最下位に終わった。
世界の壁の厚さは、今回の面々も重々承知はしている。だが、ジェイコブスによれば過去最高となる「ベスト8くらい」の目標を仲間たちと共有しているという。
「それくらいには行きたいということで、みんな気合が入っています」
紹介した「ポスト八村」の4人を含め、将来のA代表を担う選手も今回のメンバーから複数出てくるだろう。つまりは、U19の成否が「日本男子バスケットボールの未来」のカギを握っているとも言える。
著者プロフィール
永塚和志 (ながつか・かずし)
スポーツライター。前英字紙ジャパンタイムズスポーツ記者。
Bリーグ、男女日本代表を主にカバーし、2006年世界選手権、 2019W杯等国際大会、また米NCAAトーナメントも取材。 他競技ではWBCやNFLスーパーボウル等の国際大会の取材経験 もある。著書に「''近代フットボールの父'' チャック・ミルズが紡いだ糸」(ベースボール・マガジン社) があり、東京五輪で日本女子バスケ代表を銀メダルに導いたトム・ ホーバスHC著「ウイニングメンタリティー コーチングとは信じること」、川崎ブレイブサンダース・ 篠山竜青選手 著「日々、努力。」(ともにベースボール・マガジン社) 等の取材構成にも関わっている。
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