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【女子バスケ】渡嘉敷来夢が語る!「日本はリオ五輪でも通用する」 (5ページ目)

  • 小永吉陽子●取材・文・写真 text&photo by Konagayoshi Yoko

――ホッとしている反面、プレッシャーを乗り越えてリオ行きを決めた達成感みたいなものは感じていますか?

渡嘉敷 達成感は半端ないです。今までのどの勝利よりも達成感があります。「日本を背負うということはこういうものなんだ」というのを、はじめて実感しました。だからなのか、ホッとした気持ちが強いんだなあって思いました。

――日本の走りはリオ五輪でも通用する手応えはありますか?

渡嘉敷 通用します。アジアと世界ではレベルが違うかもしれないけど、でも日本は全員が走れる。それこそ、自分もアメリカで通用するところがあるので、走ることに関してはどこが相手でも通用すると思います。そうなるためにも、自分はこれからも日本の最先端を走っていかなくてはならないし、そう自覚しています。今回は自分がWNBAに行ったことが日本のプラスになったと、少しは言っていいんじゃないかと思います。でもまだまだここは通過点です。

――このあとは日本に帰国せずに、中国からシアトルへ直行しますね。WNBAで残り3試合での課題、そして来年のオリンピックに向けてやるべきことは?

渡嘉敷 ストームでは自分の良さであるスピードと走りと高さを出すこと。プレーの強さはまだ出せていないので、残りの試合で身につけていきたいです。まだまだもっとうまくなれるし、強くなれると思うんです。今回はMVPをもらいましたが、自分だけの力で獲ったものではなく「みんな、ありがとう」というMVPですよね。次はもっと自分がチームを背負ってMVPを獲るくらいになれば、日本はもっと強くなれると思います。今はWNBAで頑張ること。まずは、帰りの飛行機の中でストームのビデオを見ることから始めないと(笑)

 アジア予選を通じてたくましさが増した渡嘉敷来夢。日本を背負う覚悟ができたエースには、リオ五輪までの残り1年で何をすべきかが見えている。

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