久保建英がエバートンに移籍したら懸念材料は? 伝統ある名門クラブでレギュラーになれるのか
移籍市場のニュースは目まぐるしく変化する。
交渉開始→成立間近→まさかの破談......では、驚かなくなってきた。特に今夏は情報が乱れ飛んでおり、クラブ、選手、エージェント、大手メディア、フリーランスの発信がすべて異なる事態まで起きている。さらに情報のウラを取らないSNSも混ぜっ返し、もう、何が何だか......。
ニセ情報は終息する気配すらなく、事の真偽を確かめる前に次のニュースが飛び込んでくる。そんな折に先日、「エバートンがTAKEFUSA KUBOに興味津々」との一報を確認した。レアル・ソシエダ内部の動きに詳しい、信頼できる消息筋からの発信だった。
久保建英がエバートンに移籍することになれば... photo by AFLOこの記事に関連する写真を見る この2〜3年、久保の周辺にはずっとビッグクラブの影がチラついている。マンチェスター・ユナイテッド、リバプール、アーセナル、バイエルン、レアル・マドリード、バルセロナ......世界的なブランドばかりだ。
話半分に聞くとしても、広い紙面を埋めなくてはならないメディアのおとぎ話だとしても、それは高く評価されている証(あかし)とも言える。こうした「名義貸し」はビッグクラブ、スター選手ならではの特徴だ。マンチェスター・Uやバルセロナなどは、毎シーズンのように30人近い選手と接触したことになっている。
また、エージェントが選手の価値を高めるために、ビッグクラブの名前を利用するケースも頻繁に起きている。移籍や契約更新で、少しでも多くのカネを手に入れるための常套手段だ。
ただし、先述した名門はすでに補強の8〜9割を終えていたり、進捗状況が不透明でも久保のポジション(右ウイング)は人材が足りていたりする。
マンチェスター・Uの3-4-2-1はウイングを必要とせず、リバプールではモハメド・サラーの、アーセナルならブカヨ・サカの控えに甘んじなくてはならない。北中米ワールドカップが来年に迫った今、試合勘を維持するためにも主戦格としてシーズンに臨めるクラブを選ぶべきだ。
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著者プロフィール

粕谷秀樹 (かすや・ひでき)
1958年、東京・下北沢生まれ。出版社勤務を経て、2001年
、フリーランスに転身。プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、 海外サッカー情報番組のコメンテイターを務めるとともに、コラム 、エッセイも執筆。著書に『プレミアリーグ観戦レシピ』(東邦出 版)、責任編集では「サッカーのある街」(ベースボールマガジン 社)など多数。
















