レアル・マドリードのベテランたちが見せた勝負どころの存在感。福田正博が感じたビッグクラブの過酷な日程を生き抜く術とは? (4ページ目)

  • text by Tsugane Ichiro
  • photo by Getty Images

 来シーズンの各国リーグやCLやELはどうなるのか。例年ならW杯がCL決勝の1カ月後から行なわれてきたが、2022-23シーズンは11月21日からカタールW杯が行なわれる。このイレギュラーなスケジュールのなかで、各クラブがどのタイミングで補強に動くかは見どころだ。

 アーリング・ハーランド(ノルウェー代表)はすでに来季はドルトムントからマンチェスター・シティへの移籍合意がされているが、彼のような世界的に絶対的な選手は別として、それ以外の選手にとっては移籍のタイミングは難しいかもしれない。

 選手からすればW杯後のほうがいい契約が取れる可能性はあるが、すでにチームができあがっているなかでポジション争いをしなければいけない場合もある。W杯に出たことでコンディションを落とさないとも限らない。

 そして、これは日本選手の移籍に影響することでもあるだろう。ただ、それでも日本選手にはひとりでも多く、来季はレベルの高いクラブでプレーできる契約を手にしてもらいたい。リーグ戦はもちろんだが、CLやELでもっと多くの日本選手が躍動してくれるのを楽しみにしている。

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