京都サンガ躍進の原動力「U-22トリオ」海外遠征でも存在感、首位奪取へ怪気炎 (4ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 川森睦朗●撮影 photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 そして、刺激に満ちた、およそ1週間のヨーロッパ遠征が終了。選手たちの帰国とともに、中断していたJ1も再開となる。

 遠征中、山田は「こっちはこっちなので、Jリーグのことは何も気にならなかった」と言うが、リーグ戦再開後の初戦となるJ1第6節では、いきなり首位のヴィッセル神戸をホームに迎えての一戦が待ち受けている。

 現在、神戸と勝ち点3差で5位につける京都にとっては、勝てば首位も見えてくる大一番だ。

 ドイツ戦で痛めたという山田の右太ももにはテーピングががっちりと施されていたが、「帰ったら試合に出たいんで、すぐに治すだけ。神戸戦にしっかりフォーカスして準備していきたいなと思っています」と、笑みを浮かべた。

 それぞれの手応えとともに、ヨーロッパから帰国の途についた京都のU-22トリオ。3連勝中の勢いを彼の地でさらに加速させ、首位叩きを目論んでいる。

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