今季JリーグのMVPを識者に聞いて独自選定。川崎フロンターレの誰になるか。他チームから選ばれるか (6ページ目)
川崎に最も貢献していたのは家長昭博か
後藤健生(サッカージャーナリスト)
1位:家長昭博(川崎フロンターレ)
2位:レアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)
3位:前田大然(横浜F・マリノス)
4位:アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)
5位:田中碧(川崎フロンターレ=現デュッセルドルフ)
圧倒的成績で優勝した川崎フロンターレ。誰をMVPに選出すべきか、毎年のように頭を悩まされる。
そんななかで最も貢献していたのは家長昭博か。ボールを収めたら、しっかり相手をブロックして絶対に奪われず、ポジションを自在に動かしながら周囲を使って攻撃のタクトを振るう。
また、ワントップのレアンドロ・ダミアンは決定力も凄いが、前線での献身的な守備がすばらしい。あれほど守備をするブラジル人FWは初めて見た。
田中碧は夏の移籍で川崎を離れてしまったが、リーグ戦前半の川崎が最も強かった時期に前線への鋭いパスで攻撃にスピードを加えた。川崎は昨年に比べてもさらに攻撃力が上がったが、半分は田中の成長によるものだ。
アンドレス・イニエスタのパスのアイデアと技術は、やはりJリーグでは別格。「イニエスタなら当たり前」なのではあるが......。前田大然の俊足は従来どおりだが、抜け出したあとのシュートの場面で落ち着きが出たことで、得点を量産できるようになった。
スポルティーバ選定! 2021 Jリーグ年間MVP
1位:レアンドロ・ダミアン(27ポイント)
2位:家長昭博(13ポイント)
3位:ジェジエウ(12ポイント)
4位:山根視来、前田大然(9ポイント)
6位:チョン・ソンリョン、谷口彰悟(5ポイント)
8位:ランゲラック、アンドレス・イニエスタ(3ポイント)
10位:ディエゴ・ピトゥカ、旗手玲央、田中碧(1ポイント)
※各ライターが選んだ1位を5ポイント、2位を4ポイント......5位1ポイントとし、6名分のポイントを集計。ランキングにした。
◆【写真】元日本代表が選んだ、ポジション別歴代日本人選手ランキング
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