指揮官の過ちと、遠藤航の加入で生まれた浦和レッズの「理想形」 (5ページ目)
右に森脇、左に槙野、そして真ん中に遠藤という3バックに固定してから、レッズのパフォーマンスは向上している。左右からの攻撃も、昨季までのスムーズさと迫力を取り戻し始めた。キャンプから試行錯誤を繰り返した3バックの構成は、結果的に昨季までの流れを踏襲することになったが、遠藤という新たな力が加わって確実にバージョンアップされた。
土台がしっかりしていれば、その上に建つ家の強度は高くなる。守備陣がこれまで以上のパフォーマンスを発揮して安定感を増せば、Jリーグでも、アジアの舞台においても、レッズはさらなる輝きを放つに違いない。足りなかった「ピース」が埋まった今、悲願達成への期待も膨らむ。
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