次世代のなでしこジャパンを担う眞城美春が描くビジョン「大事なところで点を取る存在になりたい」
日テレ・東京ヴェルディベレーザ
眞城美春インタビュー(後編)
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昨季WEリーグでベストヤングプレーヤー賞に輝いた日テレ・東京ヴェルディベレーザの眞城美春。今年4月には、コロンビアとの国際親善試合において、なでしこジャパンに追加招集された。余りにも急なことだったため、公式戦出場はならなかったが、同チームとのトレーニングマッチでは、晴れてなでしこジャパンの一員としてプレー。1ゴールをマークした。
U-20世代の主力にあって、次世代のなでしこジャパンを担う存在として期待されるニューカマー。はたして、若干18歳の彼女が見据えるこの先のビジョンとは? それは意外にも、リアルかつ、細かく設定されていた――。
近い将来、なでしこジャパンでの活躍が期待される若きホープ、眞城美春 photo by Hayakusa Norikoこの記事に関連する写真を見る――眞城選手は2022年、2024年とU-17女子ワールドカップに2度出場。飛び級という形で出場した2022年大会、初めて触れた"世界"の印象はいかがでしたか。
眞城美春(以下、眞城)高校1年生の時に経験した最初のU-17は、コロナ禍にあってアジア予選がなくて、いきなりワールドカップだったので、結構"デカい世界"だなって思いました(笑)。2度目のU-17の時は(自分も)高校3年生になっていて、もうそんなに"デカい"とは感じなかったです。
最初の大会では、守備のところで課題を感じながら、先輩たちについていくといった感じで。2度目はキャプテンだったので、(チームを)引っ張っていくというふうになっていて、(自らの)メンタルの部分で違いがありましたね。
――キャプテンを任された経験は大きかったですか。
眞城 大きかったですね。わりと自由にサッカーをやらせてもらっていたからこそ、自分が(チームを)まとめなきゃいけなくて。それを、痛感させられる時がありました。
(当時所属の日テレ・東京ヴェルディ)メニーナでは、監督がこういう形でやっていこうって示してくれるけど、代表ではそれを自分たちでやらなきゃいけなくて。しかも、(選手それぞれの所属)チームがバラバラだから、サッカーの部分では苦労した記憶があります。自分のなかにある当たり前のものというか、共通認識が周りとは違って、ギャップを感じていました。
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