次世代のなでしこジャパンを担う眞城美春が描くビジョン「大事なところで点を取る存在になりたい」 (2ページ目)
でもみんな、いろいろと意見を言ってくれたので、よかったです。それをまとめないといけない、というところで難しさはありましたが(苦笑)。
――来年は、眞城選手も目標としているU-20女子ワールドカップ(ポーランド)があります。まずは、その出場権を争うU20女子アジアカップの予選が8月にタイで行なわれました。蒸し暑い地域で中1日の3連戦。結果は3戦全勝でしたが、合計32得点無失点という、ある意味ハードな大会でした。
眞城 なんか......90分間が長かったです。それでも、相手が格下だったというのもありますが、このチームは自分が楽しめるサッカーができそうな感じがしました。自分はボールをしっかり保持してっていうスペインのサッカーが好きなんですが、それがやれていたんで。でも(本番では)スペインより質が高い!っていうサッカーをしたいです。チームとして多彩な攻撃ができたことはよかった部分だと思います。
――もちろん、これから出場権を獲得しなければいけませんが、U-20女子ワールドカップへ向けて、どんなチームにしていきたいですか。
眞城 U-17の時は「自分がやろう!」って感じで、全部のところで顔を出してプレーしていたんですけど、今回のチームでは、自分が最後に空間で受けて前を向くとか、任せるところは任せて、自分だけじゃなくて全員でサッカーを作りたいです。
――では、最終予選となるU20アジアカップでは、周りを生かしながら自分も生かしてもらっている眞城選手が見られる、ということですね。
眞城 そうありたいです。みんな(所属する)チームは違うけど、同世代なので、しっかりコミュニケーションを取って、いいチームを作っていきたいです。
――ところで、4月にはなでしこジャパンに初招集されました。
眞城 楽しかった!
――あの時は、なでしこジャパンに「まだ呼ばれるとは思っていなかった」と言っていました。
眞城 自分ではまだ(トップレベルでは)全然できていないと思っていたので......。ですが、コロンビアが控えベースだったことはありますけど、(出場した)トレーニングマッチでは何もできなかったわけではなくて、それほど差は感じませんでした。
ただ、あのトレーニングマッチの自分のプレーは、あまりうまくいかなかったなって思っています。65%くらいかな......でも(自分は)まだまだ伸びしろはあります(笑)。
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