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次世代のなでしこジャパンを担う眞城美春が描くビジョン「大事なところで点を取る存在になりたい」 (3ページ目)

  • 早草紀子●取材・構成 text&photo by Hayakusa Noriko

――親善試合やトレーニングマッチではなく、ワールドカップやオリンピックといった"本気"のなでしこジャパンに入るためには、何が必要でしょうか。

眞城 技術!

――その答えは、ちょっとズルいですよ(笑)。

眞城 やっぱりダメですよね(苦笑)。技術はもちろんですが、連係。誰とでも合わせられるコンビネーション力とか?

――さすが! 今度は難しいところにいきましたね。

眞城 ですよね......それは、ちょっとやめておこうかな(笑)。

――引くのが早いですね(笑)。ここはひとまず、コンビネーション力で話を進めましょう。

眞城 コンビネーションで言うと、最初に相手がビルドアップの際に何枚で来ているかチェックして、中盤の構成を見ながら、中で(勝負)できるか確認するんですが、中でできるなら、中でやりたい。でも自分は、たぶん感覚派なので......。

――そういうところは、長谷川唯選手(マンチェスター・シティ)と似ている気がします。眞城選手から見て、長谷川選手のどこがすごいと思っていますか。

眞城 守備力!

――即答ですね。

眞城 あれはすごいです、本当に。唯さんのすごいところは、インターセプトのパスをあえて(相手に)出させて取るんですよね。あと、ドリブルで1個運ばせておいて取るとか......真似したいです!

――眞城選手も相手を自分の間合いにハメていくのが好きそうに見えます。

眞城 はい! そのためにも、五分五分のボールを奪える一歩の強さがほしいです。瞬発力みたいな、(相手やボールに対して)グッと行けるヤツ。

――今季のベレーザの目標は四冠達成です。個人としては、今後のビジョンをどう考えていますか。最終目標は、バロンドールですよね。

眞城 まずは、来年のU-20女子ワールドカップに出場して、そこで結果を残す。そうして、なでしこジャパンに呼ばれて、2027年の女子ワールドカップでは(メンバーに)選ばれたい!

――具体的なビジョンを描いていて驚きました。ちなみに、U-20女子ワールドカップで個人的に求めている結果はありますか。

眞城 個人としては、やっぱり得点。得点を取れば、注目してもらえるので。

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