【プロ野球】西武・仁志敏久コーチが語る"令和の打撃指導論" 「打てるようにしてやるなんておこがましい」 (4ページ目)
メジャーリーグでも投手の進化は著しく、3割打者は両リーグ合わせて8人しかいない。それでも、ホームランを量産する打者は多くいる。三振を恐れず一発を狙うというスタイルに加え、投手の攻め方も影響していると仁志コーチは見ている。
「向こうはまずインコースを見せて、次にアウトコース見せてと、散らすようなことはあまりないので。速いボールなら速いボールを中心にちょっと曲げるとか、そういう攻め方だと思います。それに向こうのバッターは、もともと持っているパワーがあるので。それで反応がいいのと、反応してから打ち出すまでの時間が速い。パワーがあるのと、押す力が強い分、バットをパッと出したところでパワーがすぐに発揮できるのはあると思います」
いずれにせよ、日米の打者にとって難しい時代が到来した。そんな現代野球で、バッターはどのように対応していけばいいのだろうか──。
令和に蘇る怪物・江川卓の真実──。
光と影に彩られた軌跡をたどる評伝が刊行!
高校時代から「怪物」と称され、法政大での活躍、そして世紀のドラフト騒動「空白の一日」を経て巨人入り。つねに話題の中心にいて、短くも濃密なキャリアを送った江川卓。その圧倒的なピッチングは、彼自身だけでなく、共に戦った仲間、対峙したライバルたちの人生をも揺さぶった。昭和から令和へと受け継がれる“江川神話”の実像に迫る!
著者プロフィール
中島大輔 (なかじま・だいすけ)
2005年から英国で4年間、当時セルティックの中村俊輔を密着取材。帰国後は主に野球を取材。新著に『山本由伸 常識を変える投球術』。『中南米野球はなぜ強いのか』で第28回ミズノスポーツライター賞の優秀賞。内海哲也『プライド 史上4人目、連続最多勝左腕のマウンド人生』では構成を担当。
フォトギャラリーを見る
4 / 4










































