松原聖弥を変えた明星大学での4年間 高校時代は補欠だった男は真摯に野球に向き合いプロ野球選手になった (6ページ目)
高校時代の同期である小杉勇太は現在、学法石川のコーチとして佐々木を支えている。
「僕は『なんで松原がプロに?』とは思いませんでした。ポテンシャルは認めていましたからね。プロで活躍してもあいつは変わらないし、忘年会にも来てくれます。変わったところと言えば、でっかいクルマに乗っていることくらいですかね」
松原聖弥の奇跡の物語は、まだまだ中盤。これまで切り拓いてきた道なき道を思えば、そんな予感がしてくる。
松原聖弥(まつばら・せいや)/1995年1月26日、大阪府生まれ。仙台育英時代、3年夏はベンチ外。明星大では5季連続ベストナインを獲得するなど、チームの中心選手として活躍。2016年に育成ドラフト5位で巨人から指名を受け入団。18年7月31日に支配下登録されると、21年には育成出身選手として初めて規定打席をクリアし、打率.274、12本塁打、37打点、15盗塁をマーク。24年6月にトレードで西武に移籍した。
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著者プロフィール
菊地高弘 (きくち・たかひろ)
1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。
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