オリックス6位・片山楽生は社会人からの入団も伸びしろだらけ スカウトも惚れ込んだ「人間性」を武器に覚醒の予感 (5ページ目)
技術面では、「テンポも変化球もいいので金子千尋さん(現・日本ハムファーム投手コーチ)のようなイメージ」と評価する投球に加え、フィールディングや牽制については「プロのなかでもトップベル」とまで高く評価しており、チームでは先発としての活躍を期待されているという。
プロ入りまでの道のりは平坦ではなく、二人三脚で歩んできた安田コーチや、その過程も含めて評価してくれた岡崎スカウトのあと押しがあったからこそ、プロの舞台に辿り着いた。
この先の道のりにもさまざまな起伏はあるだろうが、あと押ししたくなるポテンシャルと人間性を合わせ持つ片山ならば、周囲の人間の協力とともに乗り越え、頂にたどり着いてもおかしくはない。
著者プロフィール
高木 遊 (たかぎ・ゆう)
1988年生まれ、東京都出身。大学卒業後にライター活動を開始し、学童・中学・高校・大学・社会人・女子から世代別の侍ジャパン、侍ジャパントップチームまでプロアマ問わず幅広く野球を中心に取材。書籍『東農大オホーツク流プロ野球選手の育て方〜氷点下20℃の北の最果てから16人がNPBへ〜』(樋越勉著・日本文芸社)『レミたんのポジティブ思考"逃げられない"な"楽しめ"ばいい!』(土井レミイ杏利著・日本文芸社)『野球で人生は変えられる〜明秀日立・金沢成奉監督の指導論(金沢成奉著・日本文芸社)では、編集・構成を担当している。
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