ズバリ中高一貫校が甲子園のトレンド。
6年スパンの強化策が実を結ぶ (4ページ目)
北本は米子東(鳥取)とのセンバツ初戦で先頭打者アーチをレフトスタンドに叩き込み、チームを勝利へと導いた。昨秋の明治神宮大会を制した札幌大谷の勢いと実力が本物であることを印象づけた。
そして中高一貫校の強みのひとつとして、忘れてはならないことがある。それは高校生の活躍を、中学の後輩たちがあこがれの眼差しで見つめていることだ。松山聖陵に勝利した試合後、大分高の野田コーチはこう言っていた。
「今日は大分中の部員たちもアルプススタンドで応援していました。彼らも『絶対に自分も甲子園でやってやる!』という思いを深めたはずです。甲子園という場所を間近で見て、いい刺激になったでしょう。今の中学1年生の代は九州の1年生大会で優勝していますし、これからが楽しみです」
今後、センバツでは「春は中高一貫校」という定説が生まれるかもしれない。
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