雪平莉左「練習はしなくてもいいんですね!?」パッティングの基本の構えと打ち方を学びながら教わった「23%の事実」とは (3ページ目)

  • 立松尚積●撮影 photo by Tatematsu Naozumi

【基本の構え方と打ち方】

関コーチ それではパッティングがなるべく入りやすくなるような、構え方と打ち方、この辺をレクチャーしたいと思います。

雪平 はい。

関コーチ まずですね。顔を洗う時の両手でお水をすくう形を作ってください。そうすると必ず脇がしまります。そしてそのままかがみます。

雪平 かがむ。

関コーチ そのままパターを持ちます。脇がしまりますよね?

雪平 もうくっついてます。

関コーチ ヒジはあまり伸ばしてしまうと、パターの細かな操作ができなくなってしまうので、ヒジの余裕を持ったまま握る感じです。

 構え方のポイントは3つあって、これが1つ目です。2つ目は、目の下にボールの位置をセットすること。目のところからボールを落としてみます。ここですね。

雪平 はい。

関コーチ 3つ目は、顔面と地面を平行にすることです。

雪平 平行に!? こうですかね?

関コーチ そうです。顔を上げたまま目線だけ下げてボールを見てしまうと、正確に見えないので、必ず顔面と地面を平行にして見てあげる。平行にするために少しかがんで見やすいようにします。

雪平 はい。

関コーチ 今度は打ち方です。肩が横に回転してしまうと、フェース面が開いたり、閉じたりしてしまいますので、パターだけは縦回転です。

雪平 縦回転? はい。

(両腕でクラブを横に持ち、クラブと両肩が平行な状態で、肩を縦に動かします)

関コーチ クラブの先を見ていただいて、この先がちょうど縦に動かせるように。

雪平 なるほど。(縦に動かします)こういうことですね。

関コーチ 横に動かすと......。

雪平 あっ。すごいズレちゃいますね。

関コーチ そうですね。これだと方向性が合わなくなってきます。

雪平 なるほど。

関コーチ それで、打ち方のポイントは2つあって、最後にひとつです。手首をフラフラさせちゃうと、これもフェース面がブレてしまいますので、完全に固定して肩だけでクラブを動かす感じです。

雪平 手首を固めることによって、肩が動いているという意識がすごく出ますね。

関コーチ 逆に手首を動かしてしまうと、肩を動かさなくてもクラブを動かせちゃいます。

雪平 そうですね。あっ。そうするとやはりフェース面もブレやすいというか、なんかあちこちに向いている感じがします。

雪平莉左 
ゆきひら・りさ/1994年6月17日生まれ。愛知県出身。趣味:競馬、ゴルフ、映画鑑賞。特技:ダイビング、乗馬、いちごの大食い。
1st写真集『とろける。』が好評発売中。
Twitter:@risa_yukihira
Instagram:risa_yukihira

関浩太郎 
せき・こうたろう/1974年生まれ。カリフォルニアで最新スウィング、クラブ、トレーニング、メンタル理論を学びミニツアーを転戦。帰国後はクラブ職人に弟子入りしフィッティング理論、クラフト技術を習得。これまでのレッスン生は10.000人以上、リシャフト本数10.000本以上、クラブ&シャフト試打年間400本以上。SEKI GOLF CLUB目黒主宰。年間のベストスコアの達成者数は15年連続で100人以上。

佐々木麻里子●ヘアメイク hair&make-up by Sasaki Mariko
本多仁美●スタイリング styling by Honda Hitomi
衣装協力/セント・アンドリュース

取材協力/ゴルフ倶楽部成田ハイツリー
動画制作●株式会社ボーダレス

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