大ケガにも負けない「円盤美女」。アルティメット日本代表・田村友絵 (4ページ目)
田村は、「ハンドラー」というポジションで、ディスクをたくさん集めてハンドリング(処理)する、いわばゲームを組み立てる役だ。
「今は代表の素晴らしいメンバーとプレーするのが、とにかく楽しいです。私は今までアルティメットで大きな舞台に全然手が届かなかったので、今まで温めて続けてきたメラメラする想いは人一倍だと思います。プレーでも気持ちでも、今までやってきたことを世界選手権で出し切りたい。私はスタープレーヤーではありませんが、自分らしくハンドラーとして、コートの中で試合全体のバランスをとったり、ディスクを上手につないだりして、ゲームを組み立て、日本の勝利に貢献します」
世界選手権に向けて代表チームのトレーニングを積む
2012年に大阪・堺市で開催された「WFDF 2012世界アルティメット&ガッツ選手権大会」では、女子日本代表がアメリカを抑えて優勝している。世界的にみても、日本チームのポテンシャルは高い。
「今回の世界大会での目標は、もちろん2連覇です! 金メダルをチームみんなで絶対につかみ取ります。そして、誰よりもゲームを楽しむことが目標です。プレッシャーはありません。日本は走力、頭脳プレー、チームワークでアメリカに勝っていると思います!」
将来の夢は「競技の先輩たちのように、いつまでも輝いて人生を楽しむこと」という田村。その前に、初の代表として日の丸を掲げる大仕事が待っている。
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