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これからが正念場。
東京五輪パラリンピック招致、IOC評価委の本音は? (3ページ目)

  • 松瀬学●取材・文 text by Matsuse Manabu photo by Nakanishi Yusuke/AFLO

 IOC評価委員会は引き続き、マドリード、イスタンブールを視察する。結果を報告書にまとめ、7月に公表する予定。9月7日に開催地が決定される。

 イスタンブールほどのアピールポイントはないけれど、東京には運営能力、財政基盤の強さがある。いわば安定感。猪瀬知事は言う。

「マラソンレースに例えたら、ようやくハーフを終えたところ。これからが正念場です」

 勝負は、ロビー活動である。約100人のIOC委員をどう味方につけていくのか。基本は「きめ細かさ」と「継続」か。戦略と情熱に裏付けされた「オールジャパン」のロビー活動が招致の成否を分ける。

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