上谷沙弥が語るヒールターンと、中野たむとの敗者即引退マッチ「ここまで私を連れてきたのは間違いなくあの人」 (5ページ目)
――海外進出は考えていますか?
上谷:私個人では海外は考えてない。スターダムで黒く光り輝きたいね。
――上谷選手を見たければスターダムを観ればいい、ということですね。
上谷:まあ、そうなるよ。今、団体最高峰の赤いベルトは私の腰にある。今の目標は、世間の目をスターダムに集めること。そして団体が、世界一の規模に成長すること。プロレスラーは人に見られる仕事だし、たくさんの人にプロレスを知ってもらいたい気持ちが強いね。
女子プロレスは「昭和で止まっている」と、すごく実感している。でも今年に入って、ようやく"今の女子プロレス"を観てもらえるようになってきた。プロレスが、野球やサッカーなどに肩を並べて、手軽に会場に足を運べるようなものにすることが私の目標だ。
2025年も残り半年。しもべたちに"史上最大の悪夢"を見せてやるから、お前ら、これからも私から目を離すなよ!
【プロフィール】
上谷沙弥(かみたに・さや)
1996年11月28日生まれ、神奈川県出身。子どもの頃からダンスに励み、アイドルの活動もしていたが、2019年にプロレスの世界へ。同年8月10日に後楽園ホールでの渡辺桃戦でデビューし、12月8日には「ルーキー・オブ・スターダム~2019年新人王決定トーナメント~」で優勝。2020年7月26日には林下詩美とのタッグでゴッデス・オブ・スターダム王座を獲得し、2021年6月12日にはシンデレラ・トーナメントで優勝。そして2021年12月29日には中野たむから白いベルト(ワンダー・オブ・スターダム王座)を奪取し、最多連続防衛記録15回を達成。2024年7月にヒールターンし、同年12月29日には中野たむから赤いベルト(ワールド・オブ・スターダム王座)を奪取した。
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