【ハイキュー‼×SVリーグ】大阪ブルテオン山内晶大が振り返る、パリ五輪のあと1点 『ハイキュー‼』は「もっと早く見ておけばよかった」 (3ページ目)
――共感、学んだことは?
「バレーをやっていない人にとっても面白いはずだし、バレーをやっている人には刺さるポイントがたくさんありますね。主人公の日向(翔陽)だけじゃなくて、チームメイト、他の学校の選手たちにもそれぞれの共感ポイントがあります」
――印象に残った名言は?
「烏野のミドルブロッカーの月島(蛍)が、バレーボールにハマる瞬間です。合宿中の特訓で、梟谷のエースの木兎(光太郎)が『それが お前がバレーにハマる瞬間だ』と話していて、実際に月島がウシワカ(牛島若利)を止めてハマるところがいいですね」
――好きなキャラクター、ベスト3は?
「1位は音駒の灰羽リエーフ。バレーを始めたいきさつ(高校からバレーを始める)などが自分と重なるので、登場シーンは多くないけど好きです。2位は月島。ミドルでは、クロ(黒尾鉄朗)も入れたいんですけどね(笑)。でも、3位は烏野の菅原(孝支)にします。試合に出ていないからこそ思うこともあって、客観的にチームを見ているし、支えている感が強いのがいいですね」
――ベストゲームは?
「烏野vs稲荷崎です。特に田中(龍之介)の活躍が見どころですかね。『ところで平凡な俺よ、下を向いている暇はあるのか』ってセリフも好きです」
(連載29大阪ブルテオン永露元稀は192cmの「勝たせるセッター」 青葉城西の司令塔・及川徹は「憧れる」>>)
【プロフィール】
山内晶大(やまうち・あきひろ)
所属:大阪ブルテオン
1993年11月30日生まれ。愛知県出身。204cm・ミドルブロッカー。名古屋市立工芸高校入学後にバレーボールを始める。愛知学院大学在学中の2014年、全日本デビュー。2016年、パナソニックパンサーズ(現大阪ブルテオン)入団。2020-2021シーズンから3季連続でベスト6受賞。東京五輪、パリ五輪をはじめ、多くの国際大会で活躍している。
著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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