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【クラブワールドカップ】「とんでもなく疲れた...」インテルの選手たちが語る浦和レッズ戦

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 クラブワールドカップ、浦和レッズ対インテル。浦和の先制で幕を上げた試合だったが、最後にはインテルが逆転勝利を収め、浦和の大会からの敗退が決まった。インテルの選手たちはそんな浦和をどう見たのか。

 真っ先に浦和について語ってくれたのは、ブラジル人DFのカルロス・アウグストだ。

「浦和はわれわれを困難に陥れた。彼らのゴールが決まったのが早すぎて、前半のインテルはなかなか起き上がることができなかった。時間はわれわれに味方していない、と感じた。浦和は偶然この大会に出たのではなく、それに値するチームだった。インテルはこの試合、絶対に落とせなかったので、本当に冷や汗をかいたよ。

 今日はラウタロ(・マルティネス)の存在がその差を見せた。彼はどんな瞬間でもインテルの勝利を信じており、われわれはその後についていった。彼はキャプテンであり、リーダーであり、何より本当に優れた選手だ。チームメイトは彼を見るだけで、自信を取り戻す。浦和のDFはわれわれのアグレッシブな攻撃に耐えきれなかった。とにかくわれわれはできることをした。最後まで勝利を信じていた。たぶんこの試合は、より勝利を強く信じていたほうが勝ったのだと思う」

浦和レッズ戦の後半33分、同点ゴールを決めたラウタロ・マルティネス(インテル) photo by Reuters/AFLO浦和レッズ戦の後半33分、同点ゴールを決めたラウタロ・マルティネス(インテル) photo by Reuters/AFLOこの記事に関連する写真を見る 試合にフル出場したベテランのDFマッテオ・ダルミアンは非常に疲れた試合だったとの感想を残した。

「試合を戦って、今、とても疲れている。このとんでもない疲労をもたらしたのが浦和だ。この試合はもっと落ち着いて戦えるものだと思っていた。だが、実際は初戦(モンテレイ戦)よりもずっと難しい試合だった。開始から1時間ちょっとは本当に苦しかった。われわれのほうがボールを持っていたというのに、3ポイントを勝ち取るのは本当に大変だったし、何が何でも勝ちたいという浦和の気迫はすごかった。彼らはいいチームだよ。今日はもうとにかくゆっくりしたい。彼らはとんでもないエネルギーを絞り出していた。インテルは確かに実力では上だった。でも浦和のおかげで、この勝利はより価値のあるものとなった」

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