李承信は大学中退→バイト生活からラグビー日本代表へ「1ミリも後悔していない」競技人生 (5ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji
  • 説田浩之●撮影 photo by Setsuda Hiroyuki

── ワールドカップの最終スコッド(33名)に入るためには、7月・8月の試合でのアピールが大事になってきます。

「1回、1回の練習も大事ですね。7月からは試合に出るか出ないかで立場がすごく変わってくると思うので、まず出場することをターゲットにしたい。また、日本代表が『ワンチーム』になって結果を出せるように、1試合、1試合を大事に戦っていきたいです」

◆李承信・後編>>「韓国籍だが、日本人でも韓国人でもない」


【profile】
李承信(り・すんしん)
2001年1月13日生まれ、兵庫県神戸市出身。大阪朝高→帝京大に進学後、ニュージーランド留学のために中退。コロナ禍によって渡航は叶わず、2020年に神戸製鋼コベルコスティーラーズ(現コベルコ神戸スティーラーズ)の一員となる。日本代表歴はジュニア・ジャパンを経験したのち、2022年6月のウルグアイ戦で初キャップを獲得。ポジション=SOスタンドオフ。身長176cm、体重85kg。

プロフィール

  • 斉藤健仁

    斉藤健仁 (さいとう・けんじ)

    スポーツライター。 1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。2000年からラグビーとサッカーを中心に取材・執筆。ラグビーW杯は2003年から5回連続取材中。主な著書に『ラグビー『観戦力』が高まる』『世界のサッカーエンブレム完全解読ブック』など多数。

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