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トップリーグいよいよ開幕。次の日本代表を担う「3人の注目ルーキー」 (4ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji
  • 長尾亜紀●撮影 photo by Nagao Aki

 トップリーグは外国出身選手も多く、最初は社会人と大学のフィジカルの差を感じたという。だが、研修期間にトレーニングを積んだことで、現在では問題なくプレーできていると語る。一時は92kgまで体重を増やしたが、昨秋に全体練習を始めてから82kgまで絞った。それでも筋力トレーニングの数値は上がっており、スピードも変わっていないという。

 クボタは今季、注目のチームのひとつだ。CTB立川理道主将やFLピーター・ラブスカフニといった日本代表だけでなく、元オーストラリア代表SOバーナード・フォーリー、元ニュージーランド代表CTBライアン・クロッティ、さらに南アフリカ代表として2019年のワールドカップ優勝に貢献したHOマルコム・マークスも加入。その豪勢なメンバーのなかで、山崎は日々揉まれている。

◆これがラグビー日本代表の未来だ。今季の大学1年は「金の卵」ばかり>>

 山崎は「世界を経験している選手と一緒に練習や試合をして、アドバイスをもらえるのはすごく価値があります」と笑顔を見せた。キックを蹴るのか、ランをするのかといったプレーの判断ひとつひとつにも、外国人選手やコーチから丁寧に指導を受けているという。

 どんなプレーを見せたいかと尋ねると、山崎は「WTBに一番求められるのはトライです。ボールを持った時には期待してほしいですし、しっかりゲインすることを前面に出せたらいいなと思います」と腕を撫した。山崎が初年度からエースとして躍動すれば、日本代表への道も見えてくるだろう。

 開幕をずっと待ち焦がれていたルーキーたちが、ついにグラウンドに立つ。その才能をトップリーグでも見せつけ、次世代の日本代表に名乗りを挙げてほしい。

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