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ラグビーW杯日本代表の対戦チーム分析。
必勝すべき相手はどこか? (6ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji
  • photo by Getty Images/World rugby

 残る対戦相手は、ヨーロッパ地区1位チームと、ヨーロッパ・オセアニア大陸間プレーオフ勝者チーム。まずヨーロッパ地区1位には、今年6月に日本代表が熊本でテストマッチを行なうルーマニア代表(世界ランキング16位)が入ってくると予想される。

 ヨーロッパ地区1位はシックス・ネーションズに次ぐ大会である「ラグビーヨーロッパ・チャンピオンシップ」の2017年と2018年の成績で決まる。ルーマニア代表は2017年の同大会、開幕戦でドイツ代表に敗れたものの、すでにW杯出場権を得ているジョージア代表を破るなど4連勝で優勝を果たした。来年の成績次第ではあるが、手堅く戦えばヨーロッパ地区1位となってW杯出場権を得るはずだ。

 日本代表はエディー・ジャパン時代、アウェーで2度対戦してともに勝利している。ルーマニア代表は伝統的にスクラムやモールなどフォワードに強みを持つが、バックスの展開力やディフェンスのレベルはさほど高くない。日本代表が順調に強化をしていけば、問題なく勝てる相手だろう。個人的な願望としては、W杯開幕戦で対戦して勢いに乗りたいところだ。

 一方、気になるのはヨーロッパ・オセアニア大陸間プレーオフのウィナーである。2017年から2018年にかけてフィジー代表(世界ランキング10位)、サモア代表(同14位)、トンガ代表(同13位)の3ヵ国は「パシフィック・ネーションズカップ」を戦っており、ここでの2年間の成績でW杯出場権を得るオセアニア地区1位、オセアニア地区2位、そしてヨーロッパ地区2位と大陸間プレーオフを戦うオセアニア地区3位が決まる。

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