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ラグビーW杯日本代表の対戦チーム分析。
必勝すべき相手はどこか? (3ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji
  • photo by Getty Images/World rugby

 個々の選手ではキャプテンのHO(フッカー)ローリー・ベストを筆頭に、世界最高峰のハーフ団にも数えられるSH(スクラムハーフ)コーナー・マレーとSO(スタンドオフ)ジョナサン・セクストン、第3列のFL(フランカー)CJ・スタンダーとNo.8(ナンバーエイト)ジェイミー・ヒースリップが注目選手。また、バックスにも決定力のあるランナーが多く、CTB(センター)ギャリー・リングローズ、WTB(ウィング)サイモン・ゼボ、FB(フルバック)ジャレッド・ペインの存在は日本にとって脅威となるだろう。

 今年6月にニュージーランドに遠征する「全英代表」ブリティッシュ&アイリッシュライオンズには、アイルランド代表チームから11人が選出された。同じく6月に来日して日本代表と2試合行なうアイルランド代表は、いわば"飛車角抜き"の「1.5軍」である。この試合はW杯前哨戦という位置づけになるだろうが、ホームで迎える日本代表にとっては負けるわけにはいかないだろう。

 日本と同組になったシュミットHCは、抽選会後にこう語っている。

「日本代表はレベルの高い選手が増えて、短い期間で本当に成長した。この2年でさらに伸びるだろう。(日本代表を率いる)ジェイミー・ジョセフHCをリスペクトしている。本当に怖い男で、チームにエネルギーをもたらすだろう」

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