ラグビーW杯日本代表の対戦チーム分析。必勝すべき相手はどこか?
5月10日、京都迎賓館で2019年9月20日から日本で開催されるラグビーワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選会が行なわれた。ホスト国の日本代表(世界ランキング11位)は予選プールAに入り、世界ランキング4位につけるアイルランド代表、5位のスコットランド代表、ヨーロッパ地区1位チーム、そしてヨーロッパ・オセアニア大陸間プレーオフ勝者チームと対戦することが決まった。
対戦チームが決定し、ジェイミー・ジョセフHCは何を思う? ホスト国の日本代表は開幕戦で試合をする見込みのため、日程的にも余裕があって有利とされる。W杯優勝経験国と同じ組に入らず、ヨーロッパ勢3チームと対戦することになった点も考慮すると、他のプールと比べてやりやすいプールに入ったと言えよう。それでは日本代表が対戦する、そして対戦が予想されるチームの顔ぶれや特徴について見ていきたい。
まず、プールAの5チームのなかでもっともランキング上位につけているのは、シャムロック(シロツメクサ)のエンブレムで知られる「緑の軍団」アイルランド代表だ。サッカーとは違い、ラグビーでは北アイルランドも含めたアイルランド島の代表チームとして構成されている。そのため、ラグビーでは「北アイルランド代表」というナショナルチームはない。
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