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【ラグビーW杯】前回覇者オールブラックスは「内弁慶」を克服できるか (4ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji  photo by AFLO

 母国で優勝するための第一関門は、オーストラリア代表、ウェールズ代表、フィジー代表と強豪国が集まった予選プールAを1位で突破することだろう。もし2位で通過することになると、予選プールBを首位で突破しそうな南アフリカ代表と準々決勝で当たることになるからだ。

 一方、1位で通過できれば、決勝までの7試合中6試合を、「ラグビーの聖地」トゥイッケナム・スタジアムで戦うことができる。はたしてイングランド代表は、地元ファンの熱狂的な声援を武器に頂点まで駆け上がることができるだろうか。

 もちろん、上記の2チームだけでなく、「ウェブ・エリス・カップ」を掲げそうなチームは他にもある。W杯優勝経験のあるオーストラリア代表や南アフリカ代表、最近好調のアイルランド代表、前回大会で準優勝したフランス代表など、今大会も予選プールから激しい戦いとなるだろう。

 あくまでオッズ通りにいけば、という前提だが、「総黒に銀のシダ」のニュージーランド代表と、「純白に赤のバラ」のイングランド代表が決勝戦の大本命。10月31日、両者は顔を合わせることになるのだろうか。8回目の「楕円球の祭典」でどんな結末が待っているのか、楽しみでならない。


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