【男子卓球】松島輝空が張本智和戦で見せた鋼の精神力 日本のエースを2年連続で下して全日本を連覇
全日本卓球シングルス 男子
(女子編:張本美和が「3度目の正直」で早田ひなを下し、全日本を初制覇 「この試合は終わったな」と追い詰められても貫いた攻めの姿勢>>)
【準決勝で実現した王者・松島vs日本のエース・張本】
1月20日から25日にかけて行なわれた「天皇杯・皇后杯2026年卓球全日本選手権大会」の男子シングルスを制したのは、18歳の松島輝空(まつしま・そら/木下グループ)だった。
準決勝で張本(左)を下し、決勝も勝利した松島 photo by 松尾/アフロスポーツこの記事に関連する写真を見る
昨年、圧巻のパフォーマンスを披露し、17歳にして全日本王者に輝いた松島。その勢いを持続させた"左のエース"は、昨年11月に世界の強豪が集う「WTTチャンピオンズ・フランクフルト」を制するなど、世界ランキングを8位(大会開幕時。以下同)まで押し上げた。
今年の全日本で、連覇を狙った松島とともに優勝候補に挙げられたのは、昨年8月の「WTTチャンピオンズ横浜」、同12月の「WTTファイナルズ香港」と大きな国際大会でタイトルを獲得した"右のエース"、張本智和(トヨタ自動車/世界ランキング5位)。世界ランキングでトップ10入りする両者が、今年も主役を演じると予想された。
松島は、国内の戦いでも"追う立場"から"追われる立場"へと変わるなかで、連覇という課題を自らに課して今大会を迎えた。4回戦と5回戦をストレートで勝利し、6回戦も大学生の実力者、濵田一輝(早稲田大)を4-1で下した。見据えるのは頂点のみ、と言わんばかりに、淡々と自らの役割を遂行していった。
一方の張本は、中国から熱烈な応援団も駆けつけるなど人気はナンバーワン。初戦の4回戦では第2ゲームを奪われるなど緊張も感じさせたが、5回戦の英田理志(日の出医療福祉グループ)、6回戦の吉村和弘(ケアリッツアンドパートナーズ)と試合を重ねるにつれて、その硬さから解放されていった。
両者の力が試されたのは準々決勝だった。松島は32歳のベテラン、吉村真晴(SCOグループ)に第1ゲームを奪われ、4ゲーム連続でデュースと苦しみながらも4-1で勝利。一方の張本も、サウスポーの木造勇人(関西卓球アカデミー)の粘りに遭い、フルゲームにもつれたがそれを制した。
両者とも、周囲から"勝つのが当たり前"と思われる見えない敵にも打ち勝ち、2年連続で、準決勝での「松島輝空vs張本智和」が実現することになった。
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