【男子卓球】松島輝空が張本智和戦で見せた鋼の精神力 日本のエースを2年連続で下して全日本を連覇 (3ページ目)
【日本男子に揃った左右のエース】
今年は、ベスト4以降が昨年とまったく同じ組み合わせとなった。もう一方の準決勝も2年連続で篠塚大登(愛知工業大)vs谷垣佑真(愛知工業大)という"同門対決"となり、篠塚がそれを制して決勝に進んだ。サウスポー同士の一戦で松島が見せたのは、王者としての貫禄だった。精度の高い両ハンド、サービスエースも要所で決め、4-0のストレート勝ちを収めた。
なお、松島と篠塚は2024年の全日本の6回戦でも対戦しており、この時は篠塚がフルゲームを制している。当時は張本、戸上隼輔(井村屋グループ)に続くパリ五輪代表3人目の座を争う状況で、この結果、篠塚が代表入りを果たし、松島はリザーブメンバーに回った。篠塚も力を高めてきたが、この2年で覚醒したとも言っていい松島が、日本男子のNo.1サウスポーの座を不動のものとした。
連覇を成し遂げた松島は18歳にして、過去2度優勝の張本(2018年、24年)、戸上(2022年、23年)に並んだ。昨年の優勝から国際大会で飛躍したが、その才能が勢いだけではなく、継続的な努力に裏打ちされた確かな実力であることを示した。
松島の躍進が、日本男子卓球界にもたらす意味は大きい。これまで、大舞台ではエースの張本に依存することが多かった。だが、松島と張本という左右のダブルエース体制が整いつつあることは、今後の国際大会、そして2028年のロサンゼルス五輪へ向けても、力強い後押しとなるだろう。
2026年最初の大一番となった全日本選手権のシングルスで実力と成熟した精神力を示した松島は、今後どのように成長していくのか。左のエースのプレーから目が離せない。
【写真】全日本卓球で活躍した女子卓球の選手たち
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