【プロ野球】広岡達朗が語る3人の新監督 「今の時代に合っている」と池山監督を絶賛 サブロー監督のベンチ騒動には...
2026年のプロ野球ペナントレースが開幕して、早くも1カ月半が過ぎた。今シーズンは、ヤクルト・池山隆寛監督、DeNA・相川亮二監督、ロッテ・サブロー監督の、3人の指揮官が誕生した。球界のご意見番として知られる94歳の広岡達朗に、ここまでの新監督3人の采配について論評してもらった。
開幕から好調を続けるヤクルト・池山隆寛監督(写真左) photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る
【若手を伸ばす池山流マネジメント】
「現役時代からよく知っているのは、ヤクルトの監督を務める池山だ。昨年までは二軍監督をやっていたんだったな。新聞記者からは、『若手が伸び伸びとプレーできる環境づくりに力を注いでいた』と聞いている。そもそも二軍というのは、結果よりも選手の成長を促す場であるべきだ。当たり前のことをやったまでだが、今はその当たり前を当たり前にできない人間が多すぎるからな」
そう言って苦笑いを浮かべると、言葉を続けた。
「"ブンブン丸"という異名のせいで豪快なイメージを持たれがちだが、実際は細かいところまでよく見ていて、周囲への目配りや気配りもできる人間だ。野村(克也)もよく言っていたよ。『あいつほど見た目とのギャップがあるヤツはいない。ああ見えて、ミーティングでは細かくノートを取るし、本当に勉強熱心なんだ』とな。人生はいくつになっても勉強。それがわかっていないヤツがほとんどだからな」
広岡が評価するように、池山監督は豪快な見た目のイメージとは裏腹に、人当たりがよく、データ収集にも積極的に取り組む理論派でもある。そして何より、持ち前の明るい性格がチームの雰囲気をよくしている。
「池山が一軍で出るようになったのは、関根(潤三)さんが監督をしていた頃だったかな。関根さんは放任主義というか、選手を自由に伸び伸びとやらせるタイプだった。しかも、『池山を使う』と決めたら、ミスをしても打てなくても、きちんとフォローしながら辛抱強く起用し続けた。まあ、池山のメンタルの弱さも考えての起用法だったんだろう。
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著者プロフィール
松永多佳倫 (まつなが・たかりん)
1968 年生まれ、岐阜県大垣市出身。出版社勤務を経て 2009 年 8 月より沖縄在住。著書に『沖縄を変えた男 栽弘義−高校野球に捧げた生涯』(集英社文庫)をはじめ、『確執と信念』(扶桑社)、『善と悪 江夏豊のラストメッセージ』(ダ・ヴィンチBOOKS)など著作多数。


























