田臥勇太&比江島慎はW杯での若手の活躍をどう感じたか「考えられない」「今の時代のバスケットにフィットしている」 (4ページ目)

  • 三上太●取材・文 text by Mikami Futoshi
  • 村上庄吾●撮影 photo by Murakami Shogo

――3ポイントシュートが決まれば「比江島セレブレーション」も出てきますよね?

比江島 それを見にきてくださるファンの皆さんもいるかもしれませんし......でも、どうなんですかね? あれってかっこいいんですか? 僕はかっこいいと思ってやっていたんですけど......。

田臥 辻(直人/群馬クレインサンダーズ)は、いいって言っていたよ。

比江島 いや、辻さんのセレブレーションに比べたらね(笑)。

田臥 ただ、舌を出すのが駄目だって、Bリーグの開幕記者会見で言っていた(笑)。

比江島 ああ。それは僕もわかります。

田臥 (笑)。

比江島 まあ、気分が乗ってきたらやりたいですね。

田臥 あれをやることでチームが盛り上がっていくからね。あれをやる、イコール、チームがいい雰囲気っていうことだから。本当にみんなが一体となる瞬間だし、チームだけじゃなく、ファンの方も一体となる瞬間だし、いいと思うよ。

Profile

田臥勇太(たぶせ ゆうた)
1980年10月5日生まれ。神奈川県出身。ポジションPG(ポイントガード)。
バスケの名門・能代工(現・能代科学技術高校)時代には史上初の「9冠」を達成。その後も第一線で活躍を続け、2004年にはフェニックス・サンズと契約し、日本人初となるNBAのコートに立った。2008年に日本に復帰をするとリンク栃木ブレックスと契約。移籍をすることなく現在も宇都宮ブレックスで、精神的支柱としてチームを支えている。

比江島慎(ひえじま まこと)
1990年8月11日生まれ。福岡県出身。ポジションSG(シューティングガード)。
青山学院大卒業後、アイシンシーホース三河に入団し、2019年からは宇都宮ブレックスでプレーしている。日本代表としては、青学大4年の時に初選出。2016年のオリンピック予選や2019年W杯、2021年に開催された東京オリンピックにも出場し、今年のW杯では最年長として、プレーでチームを牽引した。

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る