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田臥勇太&比江島慎はW杯での若手の活躍をどう感じたか「考えられない」「今の時代のバスケットにフィットしている」 (3ページ目)

  • 三上太●取材・文 text by Mikami Futoshi
  • 村上庄吾●撮影 photo by Murakami Shogo

【一体感を生み出す「比江島セレブレーション」をBリーグでも】

――最後にブレックスとして10月7日に開幕する今シーズンのB.LEAGUEについて、聞かせてください。現在のチーム状況はいかがですか?

田臥 チームとしてはディフェンス力やリバウンドといった泥臭いところを徹底してやり続けるんですけど、今シーズンからの新しい選手が加わり、オフェンス面でよりスピーディーに、かつシュートの本数を徹底して増やしていこうとしています。そういうところにチャレンジできるチームになっています。

比江島 今年はスタメンでも、セカンドユニットでも、チームとしての質は落ちないと思っています。ブレックスらしいディフェンス力を維持したまま、昨シーズンよりもオフェンスが停滞する時間を減らすことができると思います。ギャビン(・エドワーズ)やD.J(ニュービル)らも入ってきて、相手チームとしても的が絞りにくくなるはずです。昨シーズンよりも戦力がアップしているので、優勝を狙えるチームになっていると思います。

田臥 昨シーズンは序盤戦で遅れを取ってしまいましたが、今シーズンは開幕からスタートダッシュをしないと駄目だと思っているし、できるとも思っています。これまでの練習を見ていても質の高さを感じるので。チームとしての厚みはすごく増しています。シーズンが始まる前からもそう感じられているんです。

――そのスタートダッシュの先に、昨年取り逃したチャンピオンシップ出場と、リーグ制覇があると思います。チームとしてではなく、個人として、今シーズンにかける意気込みを聞かせてください。

田臥 僕はもうチームが勝つことだけを考えています。それは僕がコートでプレーしている時も、ベンチにいる時も、同じです。自分がすべきことに集中して。それを練習からしっかりとやっていきたい。とにかくチームを、という意識なので、そこは誰にも負けずにやっていきたいです。チームの勝利が、イコール個人の目標とも言えます。そのためのスキルアップ、レベルアップを目指す感じですかね。年齢を重ねていくにつれて、それをより強く感じるようになっています。

比江島 僕は日本代表のプレースタイルを意識しながらプレーを続けていきたいと思っています。具体的に言えば、シューターのようなキャッチアンドシュートの動きからの3ポイントシュートは意識しています。ドリブルからの3ポイントシュートは元々得意としているので、そのプレーを継続しながら、いかに動きながらの3ポイントシュートを打てるかを考えています。シュートの距離も少しずつ伸ばすことも意識してやっていきたいと思っています。ドライブでは、ファウルのもらい方を昨シーズン向上できたので、シュートの精度やファウルのもらい方の技術を、さらに磨いていきたいと考えています。

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