【NBA】ファイナルを制するのは
『若さ』のサンダーか、『怖さ』を知るヒートか? (2ページ目)
※チーム順位は各カンファンスでの順位 唯一、サンダーで懸念されている材料といえば、やはり『若さ』である。デュラントとウェストブルックが23歳、ハーデンも22歳と、チームを牽引する3人全員がプロ経験5年以内。そんなチーム構成で、ファイナルという未知の領域に足を踏み入れることとなる。しかし、強豪を次々と破ってファイナルに進出したことが、彼らに大いなる自信を植えつけているようだ。
「僕らは敗戦からも光を見出し、いつかこういう時を迎えるのだと信じてきたんだ」
ファイナル進出決定直後に、ウェストブルックは胸を張ってこう述べた。若さゆえの『怖いもの知らず』の勢いで、そのまま初優勝する可能性も十分にある。
対するヒートは、ファイナルの『怖さ』を知っている。特にレブロンは、過去3度もファイナルに進出しながら一度も優勝リングを獲得しておらず、かつて「選ばれし者」と呼ばれた男は、「ナルシスト」と揶揄されるようになった。昨年のファイナルでの大失速で、メディアはさらにレブロンを批判した。しかし今季、レブロンはプレイオフでも安定したプレイを披露。ボストン・セルティックスとファイナル進出を賭けたカンファレンスファイナル第6戦では、45得点と大爆発するなど、「大舞台に弱い」という汚名を少しずつ返上しつつある。
ファイナルの『怖さ』を知らないサンダーと、『怖さ』を経験して昨年のリベンジを誓うヒート。はたして、ファイナルの結果はいかに。6月12日(日本時間13日)、NBAの頂点を決めるファイナル第1戦はサンダーのホーム、オクラホマシティで幕を開ける。
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