波乱傾向にある神戸新聞杯 穴党記者は非凡な末脚を秘めた人気薄2頭の大駆けに期待 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 マイネルラウレアの素質の高さは間違いなさそうだが、今回はおよそ4カ月半の休み明け。その辺りに不安はないのだろうか。

「夏場は休養に充てて英気を養い、帰厩後の動きはすこぶる快調。1週前の追い切りでは、栗東のCウッドで77秒9-11秒7という自己ベストをマークしました。

 管理する宮徹調教師も『馬体の完成はまだ先』としながら、『調整は順調にきているし、(体は)太くはないですね。馬はまだ成長途上で(本格化するには)もうちょっと時間がかかるかもしれないが、距離は大丈夫です』とまずまずの手応えでした。

 先週のGIIローズSで日本レコードが記録されたように、阪神の馬場もまだまだ良好。週中の雨の影響が及ばず、良馬場で競馬ができれば、マイネルラウレアの安定感&破壊力のある末脚が爆発するはずです」

 波乱ムード漂う菊花賞トライアル。末脚自慢の人気薄馬が春の実績馬たちを蹴散らして高配当を演出するのか、注目である。

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