今季女子ツアー「女王争い」の行方と、後半戦「注目選手」を永久シードプロが分析する (4ページ目)

  • 古屋雅章●取材・構成 text by Furuya Masaaki
  • photo by Getty Images

◆櫻井心那(19歳/メルセデス・ランキング7位/今季ツアー2勝)
 昨季のステップ・アップ・ツアーで5勝し、同ツアーの賞金ランキング1位の資格で今季のレギュラーツアーに参戦。すでに2勝を挙げた逸材です。

 今年6月の宮里藍サントリーレディスで、あるホールの飛距離を見ていたら、彼女が最も飛んでいました。その飛距離を武器にして、攻撃的なゴルフを見せています。しかしながら、パーオン率が23位で、平均バーディー数は17位。ショットの精度を高め、この辺りの順位が上がってくれば、さらに上のランキングに入ってくると思います。

 芯が強そうで、「自分は今の位置では満足していない」といった向上心と自信を秘めている感じを受けます。プレーぶりや表情から受ける印象は、アスリートのマインドを持っているガッツのあるプレーヤーという雰囲気。おそらく、今後の女子ツアーをリードしていくプレーヤーのひとりになっていくのかなと思います。

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る