【木村和久連載】「ゴルフのどこが好き?」と聞かれてどう答えますか (4ページ目)
この"できる幸せ論"は、おおよそすべてのものに当てはめることができます。
「クルーズ旅行が好きというよりも、30万円かけてクルーズできる自分が好き」「キャバクラが好きというよりも、接待でキャバクラに連れていってもらえる自分のポジションが好き」
とまあ、こんな感じですかね。
作家・太宰治が「生まれてきてすみません」と言ったようですが、自分を否定するのって、なかなか難しいです。特にゴルフは非常に社会性がありますから、自己肯定感が強い人がするスポーツと言えます。
自分が好きで、ゴルフも好き。だから「ゴルフをやっている自分が好き」なのです。
というわけで、工夫とがんばりで、ときどき80台を出す自分が好きです。
そういえば、最近ゴルフに関する書籍『ヘボの流儀~叩いても楽しいゴルフの極意』(集英社インターナショナル)が発売されました。「その本がそこそこ売れている自分が好きかな~」って、それって営業じゃん!?
みなさま、お互いよりよきゴルフライフのために、清き一冊を購入されたしです。よろしくお願いいたします。
木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。
『ヘボの流儀~叩いても楽しいゴルフの極意』3月5日発売
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